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ここに書く事が無いんだけど、それは大丈夫なんですかね?

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ハチャトゥリアンの「スターリングラードの戦い」自作自演

MarcoPoloのCDが今はArkivMusicへの外注になったもんだから、古い音源を注文するとCD-Rで安っぽい象徴&ブックレット無しの下位互換が届くようになった。珍しい曲だと、MarcoPoloの数ページの解説だけでもありがたい情報源なのになぁ。昔の状態で欲しければ、中古を探すしかないのかな。

ハチャトゥリアン:映画音楽組曲「スターリングラードの戦い」
アラム・ハチャトゥリアン
モスクワ放送交響楽団
Rec:1950年
Monopole MONO036
khachaStalingrad.jpg
いつぞやに紹介したベルリン陥落がショスタコーヴィチの映画音楽なら、「スターリングラードの戦い」はハチャトゥリアンの映画音楽。
両作品は同時期に作成された、人民の人民による同志スターリンの為のプロパガンダ映画という共通項がありますが、「ベルリン陥落」はDVD化されたりパブリックドメイン化した原語版がyoutubeにあったりと、何かと身近であるのに対し、「スターリングラードの戦い」はDVDはおろかVHSすら見当たりません。
こうなると、内容についてはおおよその情報しか手に入らないわけです。「ファシストの軍隊によるスターリングラードへの大規模攻勢に対し、同志スターリンはウラヌス作戦の発動を命じる! 赤軍兵士と市民は同志スターリンの期待に応える為、大いに戦い、ついにドイツ第六軍を包囲し降伏させるに至る! 英雄的戦いの勝利に沸くスターリングラード! 一方で、モスクワの同志スターリンはベルリンに目を向け、次の作戦立案を始めるのであった・・・」というような、おおまかな内容しかわからないんですね。まあ、実際、これで説明が済んでしまうような薄っぺらゐ内容なのかもしれませんが。
Stalingrad_1949.jpg

この曲、チェクナヴォリアンのASV録音で初めて聴いて感動し、MarcoPoloのアドリアーノ盤を必死になって探したりと何かと思い入れのある曲ですが、今回紹介する録音はハチャトゥリアンの自作自演です。
これはガウクによるベルリン陥落のレコードのフィルアップとして収録されていた音源で、今回、MonopoleがCD-R盤として復刻したというものです。
演奏は戦争で荒れたスターリングラードの街を表すような悲劇的なテーマを、コッテコテの指揮で鳴らすところから始まります。悲しいテーマから徐々に盛り返していき、激戦のパートを経て描かれる赤軍の勝利。そして最後に華々しく回帰する冒頭のテーマの流れは非常にカッコ良く、効果的です。
ハチャトゥリアンは(他の自作自演でもわかるように)指揮が上手くないので、この録音の中でもオーケストラが崩れそうになる部分がありますが、それでもお構いなしに主観的で情感たっぷりの指揮をしています。爆演好きにはたまらない録音と言えるでしょう。

ただ、音質は良くありません。1950年の録音の板起こしである事を差し引いても、ノイズ除去の為に相当の情報量も一緒に消されてしまっているように思います。ただ、実際になっているであろう音量の凄まじさは感じ取る余地は残っているので、貴重な音源を聴く為ならばガマンできる範囲でしょう。

ちなみに、アドリアーノ盤は他の2演奏に比べると、微妙にオーケストレーションが違います。カリンコヴィチによる演奏会用編曲版との事で、パーカッションが目立つようになっています。・・・オーケストラがへばっているだけの可能性もありますけどね。

ゴロフチンのマンフレッド交響曲

もう何も怖くない・・・!(死亡フラグ)

チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
イーゴリ・ゴロフチン
(ロシア)国立交響楽団
Rec:1992年5月18日 ライヴ
MTM  MTMCD94034
golomanf_0001.jpg
ゴロフチンのマンフレッド交響曲。ゴロフチンはスヴェトラーノフの後継者筆頭と目されながら、98年に42歳で夭折してしまった指揮者です。
しかし、ゴロフチンは短い人生ながら、NAXOS系列を初め、RussianDiscやATMなどに多くの録音を残しています。おかげで今日でもゴロフチンの音楽に触れるのは用意となっていますが、当たり外れも大きいのがゴロフチン。その中でも法悦の詩と並んで当たりの部類に入るのが今回の演奏です。
結論から言うと、師匠のスヴェトラーノフの来日ライヴにソックリな爆演です。国立soのパワーを存分に使い、派手にブチかますタイプの演奏です。粘るように旋律を歌わせたりもしますが、その辺りは師匠より一歩下がった辺りで自分を止めているようです。
とはいえ、総評はやはり師匠とソックリの演奏に尽きます。まあ、当時の国立soレベルになると、他の指揮者(ましては直系の弟子)の時でも、気がついたらいつもの親方の演奏に近いものになってしまうといった具合だったのかも知れませんが・・・

楽譜も今話題の(自称)原典版だったりと、ファンには嬉しい要素がありますが、92年の録音なのにアナログだったり、ちょっとモコモコしていたりと音質は時代の割に良くないので、スヴェトラーノフ師匠の来日ライヴのCDを持っていれば、わざわざ探して聴くほどのものではないと思います。残念。

ちなみに、裏ジャケにはゴローちゃんの御尊顔が掲載されています。
golomanf_0002.jpg

2月14日はフンドシの日

2月14日はフンドシの日なんだってさ。

ヴァンアレン帯がどうのこうののネタももうやったからどうすっべか。

USbike.jpg
今日、本命チョコをもらえた人には上記のトップギアなバイクでイラン・イラク横断ツアーをする権利をプレゼント!
ラッキーミュージックはブルース・スプリングスティーンのBorn in the USA。大音量で流しながら旅するとさらに運気上昇☆(ゝω・)キャピ

フランス漫画初体験、ル・グラン・デューク

ル・グラン・デューク
ヤン (原作), ロマン・ユゴー (描), 宮脇史生 (翻訳)
grandduc.jpg

1943年冬、地獄の東部戦線。向かうところ敵なしのルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)は完全に制空権を握り、
敗走するソ連軍に鉄と火の雨を降らせていた。圧倒的な敵の進撃を少しでも遅らせるために、ソ連空軍にできることといえば、
パイロットの英雄的行為に頼るだけであった。ドイツ兵の眠りを妨げるため、低速の旧式機で決死の任務に出撃する“夜の魔女”。
彼女達の決意は固く、どんな犠牲もいとわない。リリアは、そんな魔女の1人であった。リリアの前に現れたヴルフは、
ヒトラーに忠誠を誓う“鋼鉄の鷲”の一員であったが、同時に規則破りの常習犯であり、何よりも心の底からナチを嫌っていた。


独ソの航空戦を描いたバンドデシネ(フランス漫画)の名作、ル・グラン・デューク(Le Grand Duc 大公爵)です。
ルフトヴァッフェのエースパイロットと、ソ連空軍の女性パイロットが織り成す迫力ある空中戦と地上での人間ドラマ。
二人はお互いの仲間を殺し合い、憎み合いながらも、少しずつ存在を意識し始める・・・という、エンターテイメント性の強い、洋画のようなストーリー構成なのでミリタリーマニア以外にも広くオススメできる漫画だと思います。松本零士のザ・コクピットが好きな人ならきっと気に入るはず。
また、ヨーロッパで発表された漫画にも関わらず、ヒトラーとナチスのイデオロギーに従属したドイツ人という描かれ方をしておらず、たまたまナチスドイツという国に生まれて、葛藤の中で戦う者も少なくないという構成はフランスという国のポップカルチャーへの理解の深さを示す良い例でしょう。
スパシーバ バンドデシネ!

ついでに、宣伝用トレイラームービーもあるみたいなので、どうぞ

最近は洋ゲーも良作が目白押しだし、漫画も海外が力をつけつつあるんだなぁ。

オスカー・フリートの幻想交響曲

ハッピーマンデーを廃止したのは絶対に許さない。

ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
オスカー・フリート
ソヴィエト国立交響楽団
Rec:1937年
Serenade SEDR-5000
今回の録音はマーラーの直弟子の一人、オスカー・フリート。
フリートは37年を境に体調を崩し、演奏活動をしないまま、1941年に謎めいた死を迎えているので、これが最後の録音となっています。1937年のフリートは演奏記録においても、この録音以外に無かったりするので体調が悪い中、強行した白鳥の歌なのかも知れません。(Serenade盤には同時期に悲愴も録音されたと書いてありましたがレコード化されたんでしょうか?)
さて、演奏はロマンティカー典型という風な過剰なテンポの揺らしや溜めが頻出しますが、ゾンビでももう少しシャンとしているぞというぐらい重苦しい冒頭の音からして、「夢と情熱」どころか、「自殺願望」という副題をつけたくなるような息苦しさ。
2楽章の舞踏会も影のある表情で、素直なワルツにはなっていません。その調子で終始、血みどろな暗黒演奏を繰り広げますが、やはり後半2楽章への入れ込みっぷりは半端ではありません。自らの意思に反して断頭台に連れて行かれる恐怖。
そして迎える破滅的な鐘の音。ピアノを重ねているものの、鐘自体の音程が軽く狂っているのがわけわからない恐怖感を増長させます。ピリオドアプローチが増えてきた一方で、大時代的な幻想交響曲は希少種となりつつありますが、その大時代的アプローチの源流を見る意味でもオススメです。

1930年代といいますと、録音技術的にはモノラル録音はほぼ完成していましたが、まだ演奏中に技師が手動でボリュームを調整しないとフォルテシモを捉えきれなかったりした時代です。今回のフリート盤はその調整の必要が無い(らしい)映画用の光学フィルムで録音されています。おかげで、極端な音量の変化は無くなったものの、その分、ダイナミクスも小さくなってしまっているのが残念なところ。

僕は今回、SerenadeとMonopoleの復刻で聴き比べましたが、針音が多い代わりに音に力があるSerenade盤、針音が少なく聴きやすい代わりに音が若干遠いMonopoleと一長一短です。そもそも、余白の収録曲が他の復刻で揃わなかったりするので、フリートファンは両方を買わなければならないぐらいですね(懐柔)。

併録曲も含めてフリートの録音のコンプリートを目指した僕のような人以外は、パブリックドメインになっているので復刻CDを探さずとも音楽ファイルとして聴く事が出来ます。聴いてみたい方はここからどうぞ。
ネットさえあれば、タダで怪演が味見できるなんて良い時代になったなぁ。
        
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Author:ヽ['A`]ノキモメン
武蔵国に生息するキモオタが、ダラダラと書き連ねる落書き帳ブログです。
音楽レビューやその他雑記など、意味不明だったり、極端に偏っていたり、激しく的外れだったりしている事を書くかも知れませんが、頭が弱い子の私見と妄想だと思って笑って見逃してください。
特に音楽レビューでは良い演奏かどうかよりも、面白いかどうかで判断する傾向が強いので、初めて触れる曲について、このブログの記事を参考にしない方が良いかもしれません。

好きなもの:珍クラシック、ラノベ、ロケット、飛行船、SF作品
嫌いなもの:生のトマト、茄子

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旧称:ヽ['A`]ノキモメンの生ける屍のような生活