ヽ['A`]ノキモメンの生ける屍のような生活 〜Ich bin ein defätist〜

新宿駅東口の伝言板にXYZ

ショルティのマラ2


おかしい…
あっという間に10日以上が過ぎてしまった…
こ、これは何者かが私の時間を盗んでいるに違いない!
時間貯蓄銀行の連中が近くに隠れているはずだ!探せ!


マーラー:交響曲 第2番 「復活」
サー・ゲオルグ・ショルティ
ロンドン交響楽団
Rec:1966年5月
Decca 425 005-2
sol.jpg
※写真はOriginalsシリーズの復刻版

ショルティ指揮のマーラー、交響曲第2番復活です。
ショルティの同曲録音は2種類あり、1966年のロンドン交響楽団盤。
そして、1981年のシカゴ交響楽団盤です。

リズムの頭を明確に刻み、音節を強調しながら、構築性の高いガッシリしたアプローチは
細部まで練られたマーラーの2番で非常に効果的に楽譜を音化しています。
(自分の場合は、)バーンスタイン等の感情的なマーラーに慣れた状態で聴くと、
こういった直截的なアプローチは煩わしく感じたりますが、それは気分の問題。
やはり、こういうガッチリした演奏を聴きたくなる時はあるものです。
ある意味で、ムラヴィンスキーの演奏に似ている感じはあります。
もちろん、ムラヴィンスキーほどタイトではないですけどね。

ショルティの復活は新旧の録音の間、およそ15年の月日が流れていますが、
どちらも解釈は良く似通っており、66年の段階でショルティが復活の解釈を完成させ、
同時に、その解釈にかなりの自信を持っていたことが伺えます。
個人的な好みとしては若々しいテンションの高さが感じられる旧録音、
ロンドン交響楽団盤を取りたいです。

ショルティのマーラーはハキハキした克明な表現、
明確な音の変化によるスペクタクルで男性的な演奏であり、
リリース当初から高い評価を受けていました。
同時期に、共感のこもった熱情的な演奏で
マーラーの使徒とまで呼ばれていたバーンスタインとは、好対象とも言えるでしょう。


いつもソヴィエツキーな曲や録音ばっかり取り上げてるので、
たまには西側の演奏を取り上げてみた。
このような資本家に媚び諂った反革命的解釈の演奏は許されない!
粛清せよ!同志スターリン、ソヴィエト連邦ウラー!

  1. 2008/08/20(水) 02:03:06|
  2. 音楽とか
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バルシャイ、イタリアのハロルド

ベルリオーズ:イタリアのハロルド
ヴィオラ:ルドルフ・バルシャイ
指揮:ダヴィド・オイストラフ
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
Rec:1964年
MELODIYA  SUCD 10−00484
bar.jpg
現在は指揮者としての活躍が目立つバルシャイが、ヴィオラソロをやっていた頃の録音。
指揮は、ヴァイオリニストのダヴィド・オイストラフ。
オイストラフは指揮者として、東西のオーケストラに客演した録音が残っており、これはその中の一枚。
指揮者オイストラフの他の録音同様、落ち着きのある大人しい演奏であり、
ソ連オケの攻撃的な面はあまり残っていない。
盛り上げるところの音響はさすがといった面があるが、全体的には真面目な解釈と言える。
独奏のバルシャイの音は美しいが、やはりこちらも節度ある範囲内に終始した優等生的な響き。
ベルリオーズはもっとはっちゃけて欲しいと思っている自分のような人間には、やや物足りなかった。

どっちかが弾き振りした方が面白かったかも。
  1. 2008/08/09(土) 00:02:12|
  2. 音楽とか
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ペトロフ:バレエ「天地創造」

ペトロフ:バレエ組曲「天地創造」
ユーリ・テミルカーノフ
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ミハイル・グリンカ記念声楽学校少年合唱団(←邦訳は適当
Rec:1990年 レニングラード・ライヴ
RCD     RCD 26601
petrov.jpg
某交響曲の父が書いた同名のオラトリオとは全く方向性の違った
バカバカしいぐらいに描写的で、演奏効果の高い面白い曲。
ドーレーミーファーソーに肉付けしていくところから始まる第一曲なんかは、
「そう来たか!なるほど、天地創造w」と笑えてくる。
なまじ、オーケストラが上手いだけに滑稽で空虚な作品の中身がクローズアップされ、
単純に賑やかなオーケストラピースとして奏されているように感じてしまうが、
もはや映画音楽のように描写的なこの曲に、そういう細かい指摘は無粋なものだろう。
社会主義レアリズムの発展形のような音楽作りから始まる、
不気味な音響のコントラストはペトロフの個性なのかも知れない。
早い話が、ストラヴィンスキーの火の鳥を社会主義レアリズムのフィルターで
何度も濾してみましたって感じの曲。

組曲第3番としてDiscBohemeのCDでセーロフ指揮の演奏が聴けるが、そちらはオーケストラのみ。
こちらの全曲版?っぽいのは少年合唱も入っている。合唱と言っても、音素まで分解されてアッー!と歌い上げているだけのように聴こえるので歌詞はあってないようなもの。
しかし、このCDでは、組曲なのにトラック1つにまとめられてる。レーベルの怠慢だ!
  1. 2008/07/30(水) 22:18:37|
  2. 音楽とか
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ホヴァネシアン:バレエ組曲「MARMAR」


ホヴァネシアン:バレエ組曲第1番「MARMAR」 op.15a
ロリス・チェクナヴォリアン
アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
Rec:1997年9月3〜8日
ASV  CDDCA 1033
hovhannessian.jpg
アルメニアの作曲家、エドガー・ホヴァネシアンの代表作。
アルメニアの伝統音楽や歴史に基づいた音楽を書いていた作曲家の作品だけあって、エスニックな響きが全編を支配しているが、アクが強すぎるわけではないので、カドの無いハチャトゥリアンのような曲になっている。
その為、この時代のソ連作曲家が見せる民族的な盛り上がりを求める人には少し物足りないかもしれない。しかし、楽曲としてはガチャガチャと賑やかな曲が多いので、音響を楽しみたい人には向いていると思う。
目を見張るオーケストレーションや、美しい旋律もないのに、聴いててなかなか楽しい曲。
それにしても、アルメニア・フィルって良いよね。典型的なヘタウマなオーケストラで、金管が落ちたり、アンサンブルがズレそうになってたりすることもあるけど、妙に気合いが入っているというか、やる気のある音がする。上手いけど、熱意の感じられないオーケストラはあまり好きじゃないだけなんだけど。
  1. 2008/07/23(水) 23:02:40|
  2. 音楽とか
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シンセサイザーの巨人

いつの間にか買っていたらしいCD
みかん箱で完全に忘れ去られていた。


マーラー:交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
プロデュース:佐々木誠
演奏:ホールに置かれたシンセサイザーの皆さんw
Rec:1996年2月 
愛知県芸術劇場コンサートホール
FINFIN  HMH-750

富士通のプロデューサーが会社のバックアップで収録したシンセサイザーシリーズのひとつ。
他にサンサーンスのオルガン交響曲や、ピッツィカード曲のCDがある。

シンセサイザーのクラシック演奏は、珍しいとは言え、無いわけではない。
改編が多いとは言え、富田のように有名な奏者もいる。
しかし、曲自体には全く変更を加えず、コンサートホールにスピーカーを並べて、
バイノーラルで録音したものとなると、かなり珍しい部類に入るのではないだろうか。

最初のヴァイオリンのフラジオを聴いた時は、「お?結構やるかも?」と思ったけど
木管が入ってきて一本調子に歌い始めた辺りで、椅子から落っこち初めて
金管がいつもの安っぽい電子音を響かせたところでズッコケた。
なんとか自然な音響にしようと言う努力は感じられる。試みとしては面白いCDだろう。
しかし、元々シンセサイザーの音が苦手なオイラは全曲を聴きとおすのが辛かったので
ところどころ早送りしてしまった。要するにそういうレベルの出来。
4楽章の冒頭を聴いて、これはもうダメかもわからんね…と絶望したのは秘密だ。
一部はなかなか聴かせる部分もあるが、生と機械の音はまだまだ差がある事を改めて思わされた。
と言っても、10年以上前の録音だから、それも当然か。

先日聴いた(この記事とは関係ない)MIDIの楽器の音は、だいぶ再現性が高かったしね。

いつか、こういう技術が完成されて、機械が完璧なマーラーを演奏して
それを視聴する事が当たり前になる時代が来るのか、いや、それは無いか。
音楽と言うのは刹那性も楽しみのひとつ。生きた表情があってこその音楽なのだ。

面白いと思っても誰もやらなかった、そして、他にやる人がいないという事には
それなりの理由があるんだろう。

今回は評価は無し。一人の技術者の挑戦に乾杯!
  1. 2008/07/02(水) 23:29:49|
  2. 音楽とか
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珍品クラシック音楽と二次元とロケットが大好きなキモオタが、大して意味の無い事をダラダラと書き連ねる落書き帳ブログ。
このままでいいのだろうかと悩みながら結局ずるずるとやっているブログです。このままでいいんでしょうか。

2007年2月17日、暇に飽かしてブログを再開。
更新ペースは不定。でも、とりあえずの目標として週刊ペースを目指しているけど、当たり前のように隔週になったりしちゃう己の駄目っぷりに軽く絶望。

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