FC2ブログ
ここに書く事が無いんだけど、それは大丈夫なんですかね?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  --/-- スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-)

ガウクのベルリン陥落

【急募】
 革命的献身を持ったソヴィエト人民を募集します。
【募集職種】
 ・鉱山労働者   金を採掘するだけの簡単な作業です。
 ・インフラ労働者 道路や配水管を作るだけの簡単な作業です。
【応募資格】
 ・両手足が動くこと。
 ※クラーク(富農)、ファシスト、反革命分子は優先採用されます。
【雇用形態】 強制労働
【勤務地】 コルィマ川流域
【勤務時間】 4:00~24:00 食事休憩10分1回(厚さ1cmのライ麦パンと塩水のスープ支給)
【給 与】 なし
労働の喜びに満ち溢れたアットホームな職場です。ご応募お待ちしております。
連絡先:内務人民委員部 国家保安総局  採用担当:ニコライ・エジョフまで


ショスタコーヴィチ:ベルリン陥落 映画音楽より抜粋組曲 op.82a
アレクサンドル・ガウク
ソヴィエト国立放送管弦楽団?及び同合唱団?
Rec:1956年
monopole   MONO025
gaukberl.jpg
いつぞやにアドリアーノ指揮の完全全曲版について書いたけど、こちらは映画そのもののBGMの演奏を担当したガウクの録音。映画は1949年公開で、この録音は1956年にされたと書かれているが、わざわざ再録音したのかな?
更に言うと、CDの裏面には「State Radio Orchestra & Chorus of the USSR(ソヴィエト国立放送管弦楽団?)」と表記してあるが、日本国内の通販サイトは全て「ソヴィエト連邦映画省管弦楽団」と書いてある。おそらく、輸入元の表記に従ったのだろうけど、僕が知っている範囲では、ソヴィエト連邦文化省の中に映画局はあれども、映画省なんて無かったはず。なんでこんな訳称になっているのかわからない。(そんな細かいツッコミを入れているから喪男なんだ!という話は置いといて)
勿論、文化省映画局のオーケストラは実在したわけだが、翻訳の段階でこういう風になったという事はやっぱり何か意味と違いがあるのだろうか。
また、「ソヴィエト国立放送管弦楽団」だとしても、それが現在のどのオーケストラなのかもよくわからない。馴染み深いモスクワ放送交響楽団かもとは思うのだが、CDの裏ジャケを見ていただけばわかる通り、わざわざモスクワ放送交響楽団と分けて書いてある。という事は、やはり別団体の「ソヴィエト国立放送管弦楽団」なのだろうか?
・・・まあ、ソヴィエト-ロシアの録音で細かい情報を気にしていたら始まらないから、この辺にしよう。

さてさて、こうして映画のセリフや効果音を抜きにした音楽だけ聴いてみると、アドリアーノ、セレブリエル、ユロフスキーといった既存の録音とはまた楽譜が違う事に気付く。正規楽譜なんて持ってないからどれが正しいのかわからないけどね。
肝心の演奏は、ガウク得意のケレン味溢れる爆演。やったらめったらに吹き鳴らす金管と、ヤケクソ気味に大絶叫する合唱。これこそソヴィエトの香り立つプロパガンダ音楽だ!という感じ。
演奏会用組曲なので「導入部」「庭にて」「ぜーロフ高原の嵐」「破壊された小村にて」「フィナーレ」の5曲抜粋になっているのだけど、テンションの高い導入部からぜーロフ高原の嵐の爆音だけでもう疲れて来ているのに、そのままフィナーレの大スターリン賛歌まで突っ走る。オケのコンディションもあまり良くなく、細かい瑕はあるが、それを圧倒的なパワーで補っている。

また、時代的に仕方ないのだろうけど、音質はあまり良くない。フォルテッシモでビリつく事もあるし、モノラルLPをステレオカートリッジで再生したようなノイズもある。更に音場がまるっきり切り替わるようなところだってある。
しかし、この劣悪な音質を越えて迫ってくるド迫力な社会主義レアリズム芸術の魅力には抗い難い。ここまで派手派手しくやってくれると気分も良い。
記事とはずれるけど録音年次は1956年と書いてあるが、この頃ってフルシチョフがスターリン批判を始めた頃だよね。こんなスターリン個人崇拝色の強い曲がよく録音できたなぁ。
まあ、詳細が不明だからわからないだけで、録音した頃はまだ第20回党大会が始まる前だったのかも知れないけど。

このmonopoleレーベルのCDは他にカバレフスキーなどを持っているけど、どのCDの場合もジャケットは裏面真っ白の紙一枚で解説等は一切無い上、CD-R仕様になっている。その割りに値段は立派なフルプライスだから困る。
FallofBerlin_2
ちなみに、この有名な写真で国会議事堂に赤旗をかかげている人物、アブドルハキム・イスマイロフ氏は今月中旬に亡くなったそうです。享年93歳。
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
        
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


カテゴリ別
音楽は作曲家の出身地域別。 (調整中)
プロフィールとか

ヽ['A`]ノキモメン

Author:ヽ['A`]ノキモメン
武蔵国に生息するキモオタが、ダラダラと書き連ねる落書き帳ブログです。
音楽レビューやその他雑記など、意味不明だったり、極端に偏っていたり、激しく的外れだったりしている事を書くかも知れませんが、頭が弱い子の私見と妄想だと思って笑って見逃してください。
特に音楽レビューでは良い演奏かどうかよりも、面白いかどうかで判断する傾向が強いので、初めて触れる曲について、このブログの記事を参考にしない方が良いかもしれません。

好きなもの:珍クラシック、ラノベ、ロケット、飛行船、SF作品
嫌いなもの:生のトマト、茄子

更新ペースは不定ですが、月に4つぐらい記事を書けたら良いなと思っています。

そんなこんなで、このままでいいのだろうかと悩みながら結局ずるずるとやっているブログです。このままでいいんでしょうか。

ご意見、ご感想、相互リンク依頼、文句、愛の告白等々はコメント欄の他、こちらからも受け付けております。↓
one.two.three.aces(アットマーク)gmail.com
こっちは返信が遅れたりするかも。

このブログは、2chの喪ブログ・アンテナに参加しております。


このブログはリンクフリーです。
リンク先はトップページに限定しません。お好きなところをお好きなように晒しあげてください。

旧称:ヽ['A`]ノキモメンの生ける屍のような生活



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。