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エッシェンバッハの幻想交響曲

惰眠を貪るつもりが、暑さで早くに目が覚める日曜日。

ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
クリストフ・エッシェンバッハ
パリ管弦楽団
Rec:2001年2月14-15日
BEL AIR CLASSIQUES BAC016
echberl.jpg
エッシェンバッハはライヴで激情型の演奏をすることで、一時期話題になっており、パリ管の幻想交響曲のライヴも以前BSで放送された際はかなりの反響を得た。らしい。・・・・・・というのも、僕自身は、その放送を見逃してしまったのだ・・・。
その後、2002年のスタジオ録音がnaiveから発売され、その深い洞察に感動したものの「BSで放送されたという演奏は、これ以上のものだったのかな」という思いと共に「見逃すとは、勿体無いことしたなぁ」と後悔していたところ、店頭でこの2001年のライヴのDVDを発見し、購入してみたという次第。

さて、聴きだしてみると期待通りの熱演だった。芯のある音でガッシリと演奏しているので、旋律線が濃厚に鳴らされる。特に4楽章からは強めのアタックで各所が強調され、この曲の持つグロテスクさを伝えてくれる。エッシェンバッハはここに来てオーケストラを煽りまくり、どんどんテンションを上げていく。これはかなりセンセーショナルな演奏だと思う。
前述の通り、BSで放送された演奏は見逃してしまったので、今回のDVDの演奏と同一かは判断しかねるけど、このDVDの演奏はスタジオ録音とは打って変わっての白熱した演奏でとても満足した。

ついでに、あえて言わせてもらうならば、このDVDの正しい楽しみ方は「目を閉じて聴く事」だと思う。
何故ならば、カメラワークに少々ならぬ不満が残ったからだ。指揮者の顔や手をドアップで映したり、弦楽器の一部(指板や駒近辺など)をフューチャーしたりする場面が多い半面、オーケストラを引きで全体的に映すような場面は少なく、そして、引きで映したとしても斜めに傾いていたりするのだ。個人的に、各楽器の見せ場はともかくとして、パート全体やオーケストラ全体を軸とした収録をして欲しいと思っているので、この点が気になってしまった。それと、そもそもの画質が21世紀のものにしては良くない。
勿論、音を聴くだけなら何の問題もないし、こういうカメラワークが好きな人も中にはいるとは思うが、一時間弱のこの曲を映像で見ていた僕は「トレモロをしている弓の先っぽがガタガタ震えるのを映してどうするの?木管奏者の口元だけアップで見せてどうするの?エッシェンバッハはカッコいいよ!カッコいいけど・・・もうエッシェンバッハの鼻の穴は見飽きたんだけど・・・」という気持ちになったので書いておきたかった。それだけ。
ちなみに、5楽章の「怒りの日」の部分でちゃんとオフィクレイドを使っているのを映像で見られる貴重な資料でもあります。・・・例によって妙なところを過剰にアップにしていて楽器全体が見辛いので残念な感じですが。

タベア・ツィンマーマンをソロに迎えた併録の「イタリアのハロルド」が、とんでもない名演のような気がするんだけど、まだあまり聴き込んでないので今回はスルーで。
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武蔵国に生息するキモオタが、ダラダラと書き連ねる落書き帳ブログです。
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