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キタエンコのマンフレッド交響曲

最近、この曲のCDの数が増えてきたように思う。大変結構!

チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 ロ短調 op.58
ドミトリー・キタエンコ
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
Rec:2009年3月29-31日
OEHMS  OC 665
kitamanf.jpg
コバケン/チェコpo以来、2枚目となるSACDでのマンフレッド協奏曲。演奏中の唸り声がありEXTONの偏重気味な録音であるコバケン盤の事を考えると、SACDとして初めて(オーディオ的な意味で)マトモな録音がキタエンコの指揮によってリリースされたという事になる。

一楽章は冒頭からゆっくりと重厚に始まり、弦楽器の荒涼とした響きの上で、木管楽器もまた重い音を出している。アルプスの山中で何処に行けばいいのかもわからず、彷徨うマンフレッドの絶望的な心境がそのまま伝わってくるかのようだ。おそらく、キタエンコは細かな音の扱い等よりは、劇音楽的な場面描写を優先していると思われるが、超優秀な録音のおかげでシンフォニックな楽しみもしっかり残されている点が素晴らしい。
二楽章はひたすらに美しい。木管のソロなどの旋律線を基調としているが、節度を持ったバランスの良いテンポ感のおかげで、押し付けがましくなったり、甘ったるくなったりしておらず、あっさりと透き通った音色が楽しめる。
三楽章の牧歌的で落ち着いた雰囲気は荒れ狂う四楽章への布石としては十分なものだろう。
四楽章はしっかりと鳴らされる低弦の上で、情熱的に盛り上がっていくが、弱音部の扱いも特筆すべきだろう。ここもまたかなりの美しさで、音楽が有機的に繋がっているので20分に及ぶノーカット版楽譜でも退屈する事はない。
少々、残響の乏しいホールだが、おかげで優秀なマルチチャンネル録音が音楽を細部まで捉えているのを楽しめる。キタエンコがOEHMSで始めたチャイコフスキー交響曲全集録音における最初の一枚は、幸先の良いスタートとなったと言って良いと思う。

余談その1
この演奏は一楽章のコーダにおける金管のアタックの後に、タムタムが合いの手を入れている。このタムタムの追加は僕が持っている2種類の楽譜には無いものだが、トスカニーニ、スヴェトラーノフ、シルヴェストリ等も同様の改変を加えているので、そういう楽譜が何処かにあるのかも知れない。
以前、スヴェトラーノフ、フェドセーエフ、ドゥダロヴァ、テミルカーノフが使った救済無しの(自称)原典版は、ゴロヴァノフが作ったという話を海外のフォーラムで見かけたが、もしかしてこの追加も・・・
マンフレッド協奏曲!
[ 2010/08/02 00:25 ] [ 編集 ]
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